毎年ウッディアレンの映画を見ることが僕の恒例行事であり楽しみであります。2002年のカンヌで上映されたこの作品がなぜ日本公開までこんなにも時間がかかるのかと思いますが、それでも楽しみに待った甲斐がありました。 彼らしい彼独特のネタ、ニューヨーク・ユダヤ人・ナチス・離婚・精神分析医はお約束通り盛り込まれ、それを楽しみに待っているファンを安心させてくれます。 2度オスカーを取ったかつての天才監督、精神虚弱で今は落ちぶれてCM撮影、でも若い女優にはモテモテ、というウッディアレン演じる主役のヴァルもまさに彼の映画ならではというキャラクターでいつも通りの笑いを誘導します。 そういったいつもならではのウッディアレン印を踏襲しながら、今回の映画で僕が注目したのは今まであまり描いてこなかった親と息子の関係改善のシーンです。 別れた元妻との関係修復話は毎度彼の作品の常連内容ですが、父親であるヴァルが絶縁していた息子となんとか仲直りしようとしていたシーンは今までなかったネタのような気がして驚きました。 「シニカルでシュール、最後はなんかハッピー」 いつもの事ながら見終わった後に爽やかな幸福感を余韻として残してくれました。 今年70歳、これからも生涯現役として映画を撮り続けてほしいものです。 ファンとしてはずっとそれを見守っていきたいと思う次第です。 今回行った恵比寿ガーデンシネマ、平日の夕方なのに満席でした。しかも観衆がいたるシーンで声に出して爆笑する珍しい雰囲気、これも彼の映画ならではの楽しみでしょう☆
by mobeer
| 2005-05-20 15:22
| 映画
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