ブロークン・フラワーズ

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見終わった後にじわじわ面白さが染み込んでくる感じ?すごく良かったです。
劇場予告を散々見て「おもしろそう~」と思って見に行っただけあって、大筋のストーリーは事前に知っていました。なのでのっけから「いったい誰が母親!?子供は!?」そんな事ばかり考えて見てしまい余計な事ばかり推測してしまいました。
見終わった後に「なんだそういう事か」とこの映画の持つ魅力とテーマに気付かされました。結局誰が母親とか子供がどうとかが問題じゃないんですよね。

いきなりオープニングの音楽と映像にしびれました。どのカットも色使いや光の使い方がきれいでセンスがいい、空間演出というかロケーションも絵になるシーンばかりでした。
そしてそんな中、とぼけた中年ビルマーレイがまたハマル!かつては憂き目を流し仕事で大成功を収めながらも家庭や子供に縁がなくその歳まで来てしまった彼が自分の過去を振り返る。
昔の彼女に会いに行く、という形で。

気になりだすと世の中の何もかもが違って見えてしまう。ピンクのバスローブやピンクの花束、ピンクのタイプライター、「母親は誰だ?」と思い旅する若者ですら息子に見えてしまう。余計なお節介ばかりして旅のプランを組んでくれる隣人、そうそうたる女優陣が演じるかつての恋人達、みんな味のある強烈なキャラばかりでおもしろいです。

「過去は変わらない。未来は自分次第。だから現在が大切なんだ」
全ての旅が終わった後に、勘違いの息子に向かって彼が言ったその台詞はユーモラスでもあり実に味わい深い!
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by mobeer | 2006-05-15 14:51 | 映画
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