カテゴリ:映画( 52 )

ブロークン・フラワーズ

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見終わった後にじわじわ面白さが染み込んでくる感じ?すごく良かったです。
劇場予告を散々見て「おもしろそう~」と思って見に行っただけあって、大筋のストーリーは事前に知っていました。なのでのっけから「いったい誰が母親!?子供は!?」そんな事ばかり考えて見てしまい余計な事ばかり推測してしまいました。
見終わった後に「なんだそういう事か」とこの映画の持つ魅力とテーマに気付かされました。結局誰が母親とか子供がどうとかが問題じゃないんですよね。

いきなりオープニングの音楽と映像にしびれました。どのカットも色使いや光の使い方がきれいでセンスがいい、空間演出というかロケーションも絵になるシーンばかりでした。
そしてそんな中、とぼけた中年ビルマーレイがまたハマル!かつては憂き目を流し仕事で大成功を収めながらも家庭や子供に縁がなくその歳まで来てしまった彼が自分の過去を振り返る。
昔の彼女に会いに行く、という形で。

気になりだすと世の中の何もかもが違って見えてしまう。ピンクのバスローブやピンクの花束、ピンクのタイプライター、「母親は誰だ?」と思い旅する若者ですら息子に見えてしまう。余計なお節介ばかりして旅のプランを組んでくれる隣人、そうそうたる女優陣が演じるかつての恋人達、みんな味のある強烈なキャラばかりでおもしろいです。

「過去は変わらない。未来は自分次第。だから現在が大切なんだ」
全ての旅が終わった後に、勘違いの息子に向かって彼が言ったその台詞はユーモラスでもあり実に味わい深い!
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by mobeer | 2006-05-15 14:51 | 映画

クラッシュ

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アカデミー監督賞はBBMのアンリー、ところが作品賞はこのクラッシュが受賞。両方見比べる必要ありなこの今年の話題作、なるほど面白かったです。
人種差別による偏見、そこにある思いや感情が交錯しぶつかり合う現在のアメリカのリアルな問題をドラマチックに展開させる群像劇でした。
陰と陽をハッキリ打ち出して二面性を明示しており、一見差別主義の警官マットディロンも目の前にある人命救助では命を懸けて危険に飛び込む正義感あふれる男であったり、アラブ系だと誤解されお店を襲撃された店主が逆上し発砲してしまったと思いきや愛娘が危機回避、それぞれの物語には白い部分と黒い部分があってすごくハラハラドキドキ興奮します。

なんといっても一番興奮し→感動するのはやっぱり天使のマントのお嬢ちゃん、純粋無垢な子供の素直さ、素晴らしさ!感動しました。
ここ日本でも子供が被害にあう犯罪が多発する現代、素晴らしい未来の財産を大人が守らなくていけません。
白と黒の二面性があるエピソードの中、ドンチードルだけは全て報われなかったようで気の毒になりました。

【追伸】
ライアンフィリップ大好きの僕は彼の勇姿を見れて嬉しかったです。
頑張れライアン!!
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by mobeer | 2006-05-15 13:36 | 映画

リバティーン

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デップが脚本の冒頭3行を読んで出演を決めた、という作品、しかも音楽は「マイケルナイマン」、この映画は間違いなくおもしろい、そう確信しどんな内容なのかも知ろうともせず楽しみに見に行ってきました。
蓋を開けてビックリ、とんだ放蕩詩人のお話でどにかく破天荒で女大好き。結構グロテスクな映像もあって女性にはきついかなって気もしました。
なんかあまり共感できないままどんどん堕落して落ちてゆく天才詩人、これが実話だというので驚きである。
デップの美貌が前面に出て素晴らしい、というのだが、あまりに堕落したその姿に僕は美しさを感じれなかった。最後性病にかかってからはさらにむごい・・・

そして一番楽しみにしていた肝心要のマイケルナイマンの音楽、正直期待が大きすぎたせいもあってがっかりでした。
思えばマイケルナイマンの音楽で見た作品は絶対に外れはなかった。
「ピアノレッスン」「ガタカ」「ことの終わり」「ひかりの街」
全部大好きな作品で、どれも音楽と作品の内容が完全に融合し素晴らしい世界を作り上げてくれていた。
監督ありきの映画の中でマイケルナイマンが音楽を担当、と聞くとそれだけで信用できた。
そんな思い入れや期待が強すぎましたね。
次回作に期待します!(^^)
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by mobeer | 2006-04-24 23:10 | 映画

連理の枝

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泣きの女王「チェジウ」が正統派純愛モノに出るという事でそれ以外の予備知識なしで見に行ってきました。
前半「これホントに純愛モノなの!?」というくらいにお馬鹿でコミカルな展開で心配になりましたが、後半スイッチが切り替わってからは韓国作品ならではの泣ける展開に感動しました。
この辺の作り方がうまいですよね~韓国の監督さんは。
そして最後のオチ、これをネタバレすると元も子もないので伏せておきますが、その展開は本当にジ~ンときました。

が、しかし、僕は泣けなかったんです。
(@_@)
本当に感動して素敵なお話だったんですが、「泣きの女王チェジウ」どんな過酷な状況でも泣く事ができる、その彼女の演技力が邪魔になって、泣いてる彼女に感情移入し切れなかったんです。
「演技で泣いてるんだ~」っていう先入観が強すぎて・・・
もっと純粋な気持ちで見れてたらもっと感動できたのにな~って自分自身ちょっと残念でした。
主演俳優のチョハンソン、チェジウが華奢に見えるほど大きくガタイがいいのですが、25歳には見えなかったな~
(^^;)
僕と同じ歳位に見えてしまったっす。
貫禄がある、んでしょうね。
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by mobeer | 2006-04-24 22:34 | 映画

ブロークバックマウンテン

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先週ようやく見てきました。話題のオスカー受賞作品、時間が経ってしまったのでだいぶ内容を風の噂で聞いてしまっていましたが、それでも予想以上におもしろかったです。
個人的に同性愛がテーマの作品は苦手なんですが、男同士の友情の延長上に自然に愛情が芽生えた流れで魅せてくれたので嫌味な感じはなくとってもキレイな愛の形を見せてもらいました。
雄大な自然がバックに広がっているせいもあって、絵的に非常に美しい。
その対比とばかりに脇を固めるキャラクターはみんなどこか屈折していて汚れてる。
だからこそ二人の愛情がきれいに見えたのかもしれません。

個人的にすごく好きだったシーンが、ジャック(ジェイク・ギレンホール)が義父に対して「ここは俺の家でこの子は俺の子だ!お前はお客なんだから黙って座ってろ!」と今まで弱腰だった義父に対して初めて強く罵倒するシーン。最後の残虐なリンチのシーンの伏線のように思えて、素敵なシーンであるけど心が痛くなり切なくなるワンシーンでした。正しい事をしても忌み嫌われ恨みを買ってしまった、ジャックの純粋さがとても美しかった。
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by mobeer | 2006-04-10 22:52 | 映画

ミュンヘン

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久々の映画です。アカデミー賞授賞式のビデオもまだ完全に見てないのに暇な時間を見つけて映画館に行ってきました。

「今年のオスカーは社会派が多い」とは聞いていましたが、今度見ようと思っている「シリアナ」も含めて重く暗い雰囲気の社会派映画が現在上映中。
僕はどうも苦手でしたね、この作品は。
イスラエルとアラブ諸国の対立、パレスチナ人の戦い、中東の終わる事なき血で血を洗う抗争をリアルに描いています。そして真実を淡々と伝えてくれます。
現実はこんなに壮絶でむごいものだと。ごく平凡な男が暗殺を繰り返すうちに狂気じみてくるあたり圧巻でした。

主演のエリック・バナはご存知「トロイ」のヘクトル、ダニエル・クレイグは次期6代目ジェームス・ボンド、骨太感のある演技は重厚でこの作品にピッタリ合っていた気がします。僕が大好きなジェフリーラッシュも相変わらず怪しくていかがわしいのに味がある、すごい存在感でした。
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by mobeer | 2006-03-12 16:11 | 映画

バニティ・フェア

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ハリウッドの2大若手女優キーラ・ナイトレイとスカーレット・ヨハンソンが、8日に発売された米バニティ・フェア誌3月号の表紙で、オールヌードを披露した。

犬猿の仲といわれている二人の女優が争うように競演!
あら~すごいですね~
(@_@)
この写真の男性はグッチを再生させたデザイナー、トムフォード。名前だけは知っていましたが姿を始めて拝見しました。
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by mobeer | 2006-02-22 11:42 | 映画

anything else

c0067229_2132073.jpgウッディアレン監督の最新劇場公開作ですが、毎度ながら彼の作品が日本に入ってくるのは数年遅れ、ファンの頭を悩ますこの時差は何なんでしょう!?いつも思います。2003年のヴェネチア映画祭の上映作品です(汗)

ともあれ待ちわびているファンにはたまらない至福の時間でした。いつものパターンやネタを踏襲しながら今作の大きな特徴は二つありました。

アニーホールの現代版といわれ「若者が主役」
しかもどう見てもウッディアレンの若い頃を連想させる若者とどう見ても現在のウッディアレンという老人が対話し師弟関係のようになっているのを見ると、今の彼が昔の彼に物申しているようでおもしろいです。

もう一点は、9.11同時テロ後に作られた為か自己防衛やナチへの被害妄想がいつもよりさらに強い。なんとあのウッディアレンがあんな行動を!というシーンはファンは見たことない驚きを感じるはずです。あのテロがニューヨーカーに与えた心理的プレッシャーの大きさを物語っているようでした。

そしていつも変わらないのがやっぱり「シュールでシニカル、でもコミカルで最後はハッピー」っていう彼の作品の持つ魅力です。僕は「素晴らしい」の一言です。

今までの長いキャリアの中で絶対どんなことがあってもNYを離れなかった彼ですが、次回作からはイギリスロケだそうです(スカーレットヨハンソン主演の2作が公開待)
アメリカ映画界に嫌気がさして去ったウッディアレン、御年71才にしても反骨精神を忘れず自分の主張を曲げない姿、また惚れ直しました。彼がNYを離れるのがどんなにつらい決断だったか、ファンの方々なら痛感しますよね
(;_;)
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by mobeer | 2006-01-28 21:33 | 映画

プルーフオブマイライフ

c0067229_1116564.jpgこの時期多いですね~「本年度アカデミー賞最有力候補」って宣伝文句。
「全米NO.1大ヒット」と同じくらい懐疑的な気持ちで見てしまいます
(^^;)
「恋に落ちたシェークスピア」のジョンマッデン監督とグウィネスのコンビという事で見てきました。人生につまずいた時、落ち込んだ時に人はどうやって立ち直るのか。数式や検証でしか確証を持てない事で信用を失ってしまう、数学者の悲しいサガなんでしょうか。

天才数学者の父が精神に異常をきたし「自分も同じ運命をたどるのでは」と苦悩する娘、ニューヨークライフを満喫しているやたらとお節介な姉、この二人の会話が僕はいただけなかったです。そこまでしなくても、とかそんなに切れなくても、って。

彼が彼女の事を信頼し信じてくれたところで二人の気持ちが通い合って・・・ってのは良いけど、で、結局数学史に残る歴史的発見だった証明はどうなったのかな?
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by mobeer | 2006-01-25 11:32 | 映画

プライドと偏見

c0067229_10193675.jpg見始めてしばらくたって「あれあれやっちゃったかな~汗」と思いました。淡々とした展開と結構先の読める内容、あまり共感できない娘たち、失敗したかな~と思いながら見ていましたが、最後の最後、ラストでやられました。
すべてはドナルドサザーランドの演技に凝縮されています。
さすが名優、最後に全部持っていっちゃったな~ってくらい感動しました。

娘の幸せを心から願う父親、「愛のない結婚なら私は反対だ」
娘には財産や身分ではなく本当に心から愛した人と結婚して欲しいと思っていた。しかし心の底では嫁いでいってしまう娘を寂しくも思う、そんな葛藤の末涙を流し娘を笑顔で送り出す父、泣いているけど笑っている、娘がいなくなってしまう寂しさの涙と娘が幸せになる事への笑み、あの演技は最高でした。ブラボー!!
あのシーンだけでこの映画を見る価値あります。

主演のキーラナイトレイ、SWエピソード1でナタリーポートマン演じるアミダラ姫の影武者役で出演、さすがに成長してもこの両者は系統が似てますね~。
(^^)
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by mobeer | 2006-01-25 10:34 | 映画